→ちょびっツネタも今やおっホイになるのだろうか・・・。
そんな事は無いと信じたいビキビキの○0代で御座います。
さて明日、例の「霜降りTS020」がhpiさんより販売になる訳ですが、
給料日までかつかつな現状では受け取れないわけで。
と言うか「下旬発売」と見ると25日以降だと決め付ける私がいけないんだ。
しかし漸くこのTS020の'98仕様にスポットライトが当たる日が来ました。
それこそ実車ではとんでもないハンデを負ったマシンですが、カッコよさで見れば'99仕様よりも上です。
・・・まぁその'99仕様も予約してあるのですがw
そう言えばTS020のデビューイヤー、1998年のル・マンと言えば911 GT1悲願の総合優勝に始まり、NISSAN R390の表彰台入賞、メルセデス・ベンツの復帰、そして「GT1」カテゴリ消滅への急加速。
1998年はまさに「GT1」カテゴリにとって「風前の灯火」ではなく「風前の大業火」となったのです。
その中身は言うまでもなし、今更紹介する必要も無いくらい有名なお話なので省略。
とは言え、個人的にはTS020が体を持って「有形無実化したレギュレーション」を示してしまったが故に、間接的とは言え翌年の「消滅最後の一手」へと繋がっていったのだと思っています。
あの「ズル賢さの塊」は、日本が晒した恥の一つとも言えます。
確かにあの頃のマシンはTS020と同じようなマシンばかりでした、が誰の目にも「これは卑怯だ」と映ったマシンはあのTS020だけだった筈です。
どう見てもGT1ではなく、往年のGr.Cを想起させるモディファイ。仕様を読めばレギュレーションスレスレ。トヨタは「暗黙の了解」を醜悪なスタイリングで現実に形成してしまったのです。
これは翌年の話になりますが、TS020は1位をも狙える位置まで追い上げ、悲願の優勝一歩手前と言う所で下位のBMWに執拗なブロックを受け結果的に2位で終わってしまうのですが(この時の1位もBMW(ただしワークス)だったので、裏で「オーダー」が出されたのではないかとささやかれた事もあった)私は寧ろ2位で良かったと考えています。
もしここで間違って1位をとってしまったら、トヨタはそれこそ「枠外から食み出たマシンで勝ち誇ってる愚かなチーム」と捉えられてもおかしくはありません。
あそこでBMWからスレスレの妨害を受けたからこそ、寧ろ「擁護の余地」をトヨタは与えてもらえたのです。
・・・まぁそういう経緯やルール云々に対して目を潰れば非常に優秀なマシンです。
醜悪、と言いましたがあの酷さが如何にもレースカーらしいじゃないですか。
暗黙の了解だって、あそこでトヨタが突かなくとも、もしかすれば他のメーカーが突いていたかも知れませんし。
何より史実を語る上で欠かせない存在になっているのも確かです、日本が誇るべきではありませんが重要な役割を果たした所は評価せざるを得ません。
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色々言いましたけど、結局の所私が好きだから買った訳で。
そもそも好きじゃなきゃ買わないです・・・。
Garage TalkP