October 02, 2010

結局TTE特集は見送りで・・・ HPI 1/43 Celica Turbo 4WD '95 Safari (#3)

→意外と資料が少なかった、もう少し収集しましょう(3点)

何の話か分からない方はそれはそれで。
分かる方には本当申し訳無いとしか。

そもそも週頭で更新するとか言いながらもう週末ですからね。
その時点で(ryものでしょう。

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久々更新は割とホットなネタ、日本人初のWRCワークスドライバーにして、現テインの専務取締役。藤本吉郎氏が95年にあのサファリで総合優勝を飾ったST185です。

HARIP MACHINE 02 C200 001HARIP MACHINE 02 C200 002

若干暗めになってしまって申し訳無いのですが、細部の出来が異常です。
これで通常の価格と同等と言うのですから、何と言う太っ腹ぶり。
(その分ここはクリアパーツ使って欲しかったなぁ、と言うのも多々見受けられますが)
「サファリ仕様」ならではのアニマルガードにシュノーケル、特にシュノーケルは中々。
が、ウィングライトはどこかチープ、CIBIEのカバーが欲しいところ。
安易にミラーシール(というのだろうか?)でそれっぽく演出しようとすると・・・の失敗例ですかね。

下手にクリアパーツ使って高くなるのも困りモノですがw

HARIP MACHINE 02 C200 003HARIP MACHINE 02 C200 004

リア部分、特筆すべきはやはりこのスペアタイヤ。
こと細かく再現されており、下手に触ると折れるのでは・・・と言うくらい。
拡大するとこんな感じです。

HARIP MACHINE 02 C200 008

・・・ちっとも拡大出来てねーじゃねーか!とも思いますでしょうがコレが精一杯で。
コレだけでも十分このモデルを買う価値はあるのではないでしょうか。
ちなみにタイヤを繋ぎ止めてある赤いパーツは本物のゴム紐ではなくプラパーツ。
やっぱゴムですと経年劣化で切れたりしてしまうからでしょうかね・・・。

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前身ST165より張り出しているフェンダーの図を撮ろうと思ったらこの有様だよ!w
その上俯瞰図の方が分かり易いって言う・・・ね。
ただ意外な事にこのアングルから見るとそう出っ張って無いように見えるもんですね。
(この後のモデルST205はWR規格に採用されるほどの出っ張りよう)
上から見るかなりキていますけど。

ここで少々実車のお話を。
カルロス・サインツに「最高の名車」とも言わせたST165を経て、
92年、満を持してこのST185が投入されます。
トヨタ陣営は最初、「ST165の弱点をほぼ克服し、更に強靭なマシンへと仕上がった!」と意気込んでいたのですが、いざ実戦投入させてみたらST165には及びも付かないシロモノ。

と言うのも「ただ持ち越した」だけのST185は各所で強化によるストレスを抱え込み、
本来出るべきであろう性能が殆ど殺されてしまっていたのです。
嗚呼なんと言うジレンマ(笑)

それでも天才サインツの腕と惜しみないスタッフの努力により「超一品」のポテンシャルを誇るほどになったST185は93年にダブルタイトルを獲得し、遂に「WRC完全制覇」を成し遂げるまでになるのです。
(※但し93年に勝利をもたらしたのはユハ・カンクネン、サインツは『repsol』がメイン・スポンサードを務めていた為、92年やむを得ずトヨタを離脱。何とその翌年にこんな事になるもんだから・・・サインツとしてはかなり悔しかったはず)

・・・さて、そんなトヨタは94年の終わり頃にST205を投入し、95年からはST205を主力として扱うようになる訳ですが、ここでちょっとおかしい点が一つ。
今回紹介してるマシンの年と被ってるじゃねーか!と言う事。

ここを事細かに説明しているとかなりの行を食われるので簡潔に説明しますと
「ポテンシャルより信頼性」と言う訳です。ST205はまた不作でしたから・・・。
(ただあの事件が無かったら96年のリザルトはまた変わっていたかも知れないと言う位熟成は進んでいたらしい。あの事件に関しては「セリカ リストリクター 違反」で検索を)

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そんな感じで如何だったでしょうか、今回のモデルに関してはほぼ満点をあげたい出来です。
ちなみに私は最近ST185派になりまして、特にこのカストロールカラーがいいなぁ、と。

・・・まぁ後もう一度このマシンを紹介する事になると思います(笑)

さて次回はTTE繋がりであのマシンを紹介できれば!
ST165じゃないです、ターマックですよ、ターマック!
でもその紹介は何時になることやら!?w
  

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August 11, 2010

“その2台、「敬遠」の仲につき” KYOSHO FIAT&LANCIA Collection “Alitalia SP”

→同じカラーを纏う2台、しかし何もかもが正反対のマシン。

苦心して名声を得たマシンがストラトスならば、
万全の体制と「王座への切符」によって名声を得たのが131アバルト。

ただならぬスタイリングを持つストラトス。
最早1か0しかない131アバルト。

アプローチは違えど、「宿命」を背負った2台。
今の言葉を使えば「どうしてこうなった!?」と言う2台。

・・・ぶっちゃけランボルギーニ撮るのを嫌がりましたw

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何故「犬猿」と書かずに「敬遠」と書いた上、「仲」とまで付けたのか。
それにはふかーい理由があるのですが、簡潔に話せば

「当時はアレだったけど、今は名車で括れるから良いじゃん」

と言う個人的な趣味で御座います。
何か前置きが無駄に長くなってしまったのでそろそろ写真を。

HARIP MACHINE 02 C200 002HARIP MACHINE 02 C200 003

ストラトスはそれこそ「グループ数字時代の英傑」的な扱いですが、
その立役者となったのは131アバルトのお陰と言うのもある気がするのです。
131アバルトも「ストラトスに次ぐ」名車ですけど。

このあたりの裁定はフィアット(アバルト)派かランチア派かで分かれるような気がするのですけど、私は根っからのランチア派なのでストラトスに軍配。

--LANCIA STRATO'S HF/ MONTECARLO 1977

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未だにその輝きを失わない名車、ストラトス。
その中でも、最も有名なモデルがこの「1977 モンテカルロ仕様」
正直な話どうしてこのモデルがこんなにも有名なのか全く分からないのですが
(何せグループ数字は愚かグループアルファベットの歴史さえもあやふや)
ただ「優勝した!」ではこんなにもモデル化されない筈。

何か所以があるのがそれともただ単にマスコミが囃し立てているだけなのか・・・。

後でグループ数字に関する資料も買わないとダメですねw
最近追っているのがグループB以降なので・・・。

ただ個人的には「フィアットの政治によって潰えたマシン」とも映ります。
もしこの後に登場する131の開発が難航していたら・・・と考えるともう少し活躍できたのでは。
未だにその辺りが悔やまれるマシンではないかとも思います。

--FIAT 131 Abarth Rally / MONTECALLO 1978

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HARIP MACHINE 02 C200 008HARIP MACHINE 02 C200 007

さて翌年になりまして、とうとう「ストラトスの敵役」こと131アバルトラリーがモンテカルロへ。
とは言え実際のところ優勝したのは930、つまりはポルシェであり
131アバルトはストラトスと「2年連続」の優勝にはならなかったのです(※1)

(※1:フィアット的な意味で)

その上奮った成績も出ておらず、なんと言うザマだ!と言った感じ。
でもドライバーはビックリする事にあのマルク・アレンなのですよねー。

・・・相性悪かったのかな?

ともあれ何か建設的なことを書こうと思ったらアレとコレくらいしか言ってない今回の記事。
一番の敗因は・・・無知って所ですな、勉強せねば・・・。

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ただまぁ今回何故この2台を取り上げたかと申しますと、漸くこの2台を並べて見る事が出来て凄く嬉しいのですよぐふふふーと言う自慢で御座います。
個人的にはマルティーニカラーとアリタリアカラーのマシンは世界で一番カッコイイと思ってますので。

ともかく次回は気を取り直してランボIIIに戻ります!
ただ他の方からすると「えー・・・」的な車種だと思いますけど、自分は好きですよ?
念を押しておきますと「Bravo」じゃない方のハズレっぽい車種です。

・・・アレ、今剛速球投げた気がw
  
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August 07, 2010

赤は実在するのか・・・? -KYOSHO Lamborghini Collection III Countach LP 500R

→カウンタックと言えばアレっぽいが、クンタッシと言えばアレっぽい。

結局何が何だか分かりませんなコレでは。
個人的には「クンタッシ」の呼び方を知ってからはこちらを多用するように。
カウンタックの方が音はカッコ良いですけどやはり元音に忠実でありたいです。

さてそんな「クンタッシ LP500R」ですが、知っている方は知っている通り「ランボルギーニ正規品」と言う訳では有りません。どこぞの良く分からん日本人かも外人かも知りえる事の出来ない人がノーマルのLP500(400?)を勝手に弄って「Sに対抗してRと名づけちゃる!」として誕生したのがこのLP500R。

誕生後も色々な人の手に渡りながら消息不明の期間も存在し、現在ではあるオーナーさんの元でオリジナルの状態に戻され、大切に保管されているとか。
適当な説明ですけど、これ以上の詳細な説明は年代的に無理ではないでしょうか。

HARIP MACHINE 02 C200 001HARIP MACHINE 02 C200 002

さてそのモデルを年代ごとに再現したらしい今回。
一番人気なのは黒に金のメッシュを履かせたモデル。
そちらは以前シクレと同確率と言うお話をしましたねw

とは言え車としては「ストライプだ!」以外は平凡。
羽も特徴的なあのブーメラン型ではないですし。
ぶっちゃけこの車はある程度思い出補正が無ければダメなような・・・。

HARIP MACHINE 02 C200 003HARIP MACHINE 02 C200 004

千早もビックリするほどフラット!
LP500シリーズと言うとあのやり過ぎなまでのフェンダーですが
このモデルはリアに控えめなラインが付けられている程度。

でもリアのタイヤってこんな太いの・・・?
幅がブレーキランプと大差ないのだけど・・・。

HARIP MACHINE 02 C200 005HARIP MACHINE 02 C200 006

なんかあんまり熱の入っていないレビューになってしまいましたが
正直「うーん・・・」と言った印象。
実物見るまでは割とカッコ良いかなー?位でしたが、何と言うか時代を感じるデザインと言うか・・・。
モデルの出来は悪く無いと思います、寧ろストライプがしっかり入ってる所を見ると良い方なのでは。

しかし赤が出た!と言う報告をあまり見ないのはどうしてでしょう・・・。
たまたま当たっていない方のブログばかり回ったからでしょうか?
実在しない訳は無いでしょうし・・・。

HARIP MACHINE 02 C200 007

最後は白と、と思ったら白の方にピントがあって黒がぼけた!w

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まさか「時代」が敵になるとは思っても見ませんでした。
むしろ旧い車の方が好きな私としてはショック。
どうしてもこの車に関しては「美しい」とか「カッコ良い」を抱けず。

・・・と言うかこの車のカラバリも何気地味だと気づく。
やっぱ蛍光グリーンとか無きゃ(ry  
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August 05, 2010

オレンジも揃えたいほどの完成度。 -KYOSHO Lamborghini Collection III Murcielago LP 670-4 SV

→有言実行!(キリッ

と言う訳でやはりこのマシンから。
個人的にかなり期待を寄せていたマシンですから。
その上出来が上々ですから何時間でも眺めちゃって眺めちゃってw

・・・なんていうのは嘘ですが、本当眺めていられるモデルです。
京商さんは色々盗んでいくなぁ、特にお金とか!w

HARIP MACHINE 02 C200 001HARIP MACHINE 02 C200 002

(ちょっちブレ気味orz)
色々悩んだ結果黄色の方にしましたが色濃く見えてコレはいい感じに
(実際はもう少し薄いので山吹色っぽいです)
若干分かり辛いでしょうが、ホイールに艶出し処理が化されていてそれがまたGood。
細かい処理も申し分なくて整然とした雰囲気を出しております。

これで490円とか、昔のビーコレ涙目じゃ・・・w

HARIP MACHINE 02 C200 003HARIP MACHINE 02 C200 004

リアビュー、ウィングのカーボン処理・・・ってまた分かり辛いですね。
フードの難しい形状もこの通り、中々良い出来です。
で、これまた分かり辛いのですがしっかりエンジン再現もなされております。
しかしエグいリア、個人的にはレヴェントンより凄い事になってるように見えます。

ただハネのステーがコレだとちょっと野暮ったいですかね。
実車はしっかり抜けています。でもコストを考えると仕方ないのでしょうねー。

HARIP MACHINE 02 C200 006HARIP MACHINE 02 C200 007

さて今更実車のお話ですが、「史上最強」のランボルギーニとして誕生したこの「LP 670-4 SV」
しかしながらミウラが復活するらしく、しかもそちらが今度は「史上最強」のランボとなるとか。
何とも悲運な。

生産台数は350台(世界限定) そこまで法外な値段は付けられておらず、
その辺りが何ともランボルギーニらしいところ。(日本円にして約5000万)
(フェラーリなら構わず億越しにするようなスペックですし)
最近はアウディの手も入って『剛』のランボルギーニへ。安定感は元より「バーニング・ガヤルド」なランボルギーニの陰は消しきっているそうな。
(※ジェレミー談)

その他細かい所を見ても「お買い得感」がしてくるのは金銭感覚がおかしくなってるように思えてくる程。
アウディ恐るべし!w

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しつこいようですが全体的に良い出来のモデルです。
うーん、どっかでオレンジ摘んでこようかなー、カラバリ揃えたくなったマシンは久々。

そう言えばムルシエラゴ R-GTの黒が何とシクレと同確率だったらしく、
手元にあるのがちょっと不思議になってきました。
・・・ま、確率云々と言うよりはアソの引きが良かったのでしょうね。
しかしこれとLP500Rの黒・金ホイール/白がシクレと同確率とか酷すぎるw
車種とカラバリの増やし過ぎですなw

・・・でもそう言われると白2台って余計にヘコむ。
片方が黒・金、ないしはシクレと言うミスアソなら・・・!と思わざるを得ない。
  
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August 04, 2010

京商はいい仕事をした、泣かずに済んだ!w

→正直予想の斜め上。箱買い正解。

と言う訳で発売されました、コンビニミニカー京商ランボIII!
写真は今日は無いのですが、そのうちちょくちょくやります。
とにかくモデルの出来は久々に良いとこ来ました。
Super GTの奴では苦汁を舐めたので(一箱買ってペトロナス、ないわw)・・・。

個人的に一番のモデルはDiablo/Team JLOCのマッドブラック仕様。
これは凄い!ときめき専売のSVよりカッコイイがなw
もう少し薄い感じのフォルムならまんまリッジのデビルカーか何か。
威圧感バッチリ、「悪魔」?いいえ「魔王」です。

肝心のレースカー版は逆に「うーん」と言う感じ。
と言うのもこのサイズの場合少しでも手を抜くと安っぽく見えるんですよねー。
そういう所ではお金を掛けた分ペトロナスの方が見栄えは良いです。
相変わらずリアの造形が気に入りませんけど。(コレは元が悪い)

後は先ほど少しだけ触れた「すっごいはやいよ!(SV)」こと、
「ムルシエラゴ LP 670-4 スーパーヴェローチェ」

車高も割と落ちていますし、全体的に締まった雰囲気が○
黄色は若干薄いかなー?と感じましたが、アソに入ってた赤の方が塗りは綺麗。
オレンジはバルボーニ仕様と同じならばこちらも綺麗だと思います。
逆に黄色はハズレ色な予感。

LP500Rは基本的な処理以外、目立った点なし。思った以上に普通だ、とw
ちなみに自分のアソは白/白/黒・黒と白がダブってウラッコ君が一台。
どうせならブラーヴォが一台の方が良かった・・・。

ミウラコンセプトは意外とデカいと言う印象。正直これはいい意味で期待を裏切られた出来。
逆に期待したバルボーニは酷い。あの「情熱的な物質X」ことストライプは処理が汚め。
ついでミラーの処理も良く無いので個体によっては見るに耐えないのもあるのでは。
ちなみにエンジンフード上のストライプがズレてる個体が自分の所には入っていました。
・・・コレに関しては1/43等、他のを買った方が得策でしょう。

スーパーレジェーラは一世代前の仕様なのでもうバルボーニ以下。
レヴェントンは良い出来。LP500Rじゃなくてこちらのカラバリを増やして欲しかった。
白に黒にステルスブラック(と言うのだろうか?)ではイマイチぱっとせず。
モデルの出来が良いだけにカラーが相殺しているような。

そういう雰囲気がレヴェントンの持ち味なのでしょうけど・・・ランボルギーニと言えば「虫が寄り付きそうな蛍光色」が世界で一番似合うメーカーなのでやはりもっと派手にして欲しかったというのが本音。
・・・あ、カワサキはバイク業界なら一番ですよw

さて「なんだ型の使い回しか」と思われたR-GTですが・・・新型だコレ!
細かいところが見直されていてより「らしい」仕上がりになっています。
マフラーも塗り分けありますし、ディアブロに見られた安っぽさも幾らか軽減されています。
ちなみにこの車種にシクレがあるようですが・・・むー、新造なら欲しかった。
ヤフオクとかそのあたりを調べるとどんなものか見る事が出来ます。
テストカー風味・・・なのだろうかw

さて総括ですが、幾つか問題や不満を抱えるものの、
「箱買い間違いナシは譲れない」でしょう。ツブが良いコレですしね。
強いて言えばウラッコラリーではなくCM'sの方では出ていたシルエットの方が欲しかった、かな?w
ウラッコラリーは全体的に野暮ったいフォルムなのでもう少しシャープにした方がそれらしい。
あれは・・・何か「コーヒー2缶買うと付いてくるミニカー」的な出来に見える。

・・・あ、最後の最後でウラッコラリー忘れてたとかw
しかし1/43も良いけど、このサイズのミニカーも良いですね!w

次回は何のアソだろう・・・この出来を見るとちょっと楽しみになってきた。
  
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July 25, 2010

やはり店頭で買うべきだったなぁ・・・と。 1/43 Spark Models(KB Special) '91 Jaguar XJR-14

→まぁモデルの出来自体は素晴らしいのですけども。

細かい「アラ」がどうしても目立ってしまうのは全体が整っている証拠。
ま、カッコ良ければそれで十分ですw

と言う訳でして、久々のミニカー紹介は「崩壊期」真っ只中のGr.Cマシン「XJR-14」で御座います。
レギュレーションの改悪により、その先は言わずもがなの道を辿らざるを得なかったGr.C
グループ数字からの切り替えから実質十年と少しで消滅してしまったカテゴリですが、このクラスに出場したマシンは今では考えられないような奇策と、当時の最先端技術が織り交ぜられたいわば「夢のカテゴリ」的な部分を担っておりました。
故にそのマシン達も強烈で、顔ぶれも様々。今尚非常に興味深いカテゴリだと私は思います。

HARIP MACHINE 02 C200 001

で、今回紹介するマシンは上記にもありますが「崩壊期」の中で登場した濃淡の異なる紫が印象的なマシン、XJR-14となります。
ご存知の方からすると「何故Slik Cutじゃないし」と思われるでしょうが、Silk Cut仕様ではデカール別途貼付、つまり最初からマシンにSilk Cutデカールが貼られている訳ではないのですね。
加えて後々紹介する要素が更なるデカール貼付難易度を上昇させており、素人の自分には無理と判断。
ので最初からメインスポンサーが貼られているこちらの「Suntec」仕様を選んだわけです。

前置きが長くなりましたがマシンの説明を。

HARIP MACHINE 02 C200 002

前途の「FIAによるレギュレーション改悪」により、当時のF1レギュレーション規定のうちの幾つかをGr.Cにも採用し、WSPC(SWC) (※当時のGr.Cカーによるレース)に参加していたメーカーをF1に呼ぼう!と言う企みはまんまと破綻してGr.Cは滅亡するわけですが、その思惑を逆手に取りF1のエンジンをGr.Cに転用してしまったのがこのXJR-14。
(事細かく話すと色々ややこしい部分は御座いますが、ここでは省略させていただきます)
TWR(トム・ウォーキングショー・レーシング)が主体となって完成させたこのマシンはあの名将(匠)「ロス・ブラウン」が設計。フロントに設けられたミニウィングや巨大な複葉式独立ウィング等様々な工夫が施され、徹底されたマシンメイキングはこの年のSWCタイトル獲得へと繋がる事になります。

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とは言え実際の所、新レギュレーションにあたふたしていた各メーカーは十分なマシンメイキングが出来ていたとは言えず、唯一の対抗馬として評されていたであろうプジョーもジャガー撤退後にSWCのタイトルを獲得した程。勿論速いマシンだとは知っているのですが・・・後もう一年くらい残って欲しかったかも。
故に「運と環境に恵まれた」と言うイメージが強くむむむむ・・・てな感じ。
やはりDVD買わなきゃダメかのう。

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さて実際のマシンに関するお話はこれまでに致しまして今回のモデルの紹介・・・と行きたいところですが!
この一つ前の写真を見て頂くとお分かりの通り「Suntec」の「n」の部分がデカール欠け!あちゃー。
(ちなみにここが先ほどの「難易度上昇の要因」ことNACAダクトが存在する側。
あそこだけ更に別に分かれていまして、こりゃ器用じゃない私にゃ無理だな・・・と判断したわけです)

更にウィングが曲がっているのを見てちょっと直そうかなぁ・・・と思ってウィングを曲げた所

バキッ!とか言ってマズったかと思ったら良かった取れてないと安心したのも少々の間。
何とウィングを支える為のワイヤー(?)が取れておりました・・・げー。
幸い軽く外れただけみたいですので何とか手で弄って直したわけですが・・・やっちまったなーw
いやしかし見事にハズレ個体です。やはりスパークは通販じゃダメだのー。

HARIP MACHINE 02 C200 006

ただ細かい造形は素晴らしく、ショボいうちのデジカメでもこの通り。映えます。
デカール欠けも「本戦がそういう仕様だったんだよ!」と言われれば納得。
ウィングに至っては自分の責任ですし・・・。
格段安売りとかではなかったので少々高く付いた印象ですが、ま、スパークがどんな感じのモデルなのかこれで漸くハッキリしました。
気になったのはこの綺麗な模様もデカールのようで、経年劣化によるヒビ割れが凄く心配。
最悪このマシンはどこか奥深くに眠らせてしまう可能性も。
ただ色んなデメリットを差し置いても実車から(と言っても自分が見たのは写真だけw)損なっていないこのカッコ良さの前では「どーでも良いな」とw

さてモデルの最終的な評価ですが、個人的には「☆3.5点/5点満点」と言った感じです。
細かい出来は素晴らしく、何より車種のチョイスが絶妙。
それで居てボテッとしておらず、シャープな立ち姿はレースカーそのもの。
色々と不備はあれど気に入ったモデルです。

とは言えその不備の所為で1点近くマイナスなのですけどねw

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初めてのスパークでしたが本当に良く出来ていますねー。
通販はヤバいよ!と言われていてもどうしてもこのモデルだけは気にかかってしまったので思わず購入した次第ですが、総合的な出来は予想以上のモノでした。
これで今頃もし近くにミニカーショップがあったと思うと・・・ゾッとしますw

HARIP MACHINE 02 C200 008

最後は今現在読み進めている雑誌「レーシング・オン アーカイブス/ル・マンの壁――世界の列強」と。

  
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June 18, 2010

hpiさんの発売日は20日前後になると、ちぃ覚えた!

→ちょびっツネタも今やおっホイになるのだろうか・・・。

そんな事は無いと信じたいビキビキの○0代で御座います。
さて明日、例の「霜降りTS020」がhpiさんより販売になる訳ですが、
給料日までかつかつな現状では受け取れないわけで。

と言うか「下旬発売」と見ると25日以降だと決め付ける私がいけないんだ。

しかし漸くこのTS020の'98仕様にスポットライトが当たる日が来ました。
それこそ実車ではとんでもないハンデを負ったマシンですが、カッコよさで見れば'99仕様よりも上です。
・・・まぁその'99仕様も予約してあるのですがw

そう言えばTS020のデビューイヤー、1998年のル・マンと言えば911 GT1悲願の総合優勝に始まり、NISSAN R390の表彰台入賞、メルセデス・ベンツの復帰、そして「GT1」カテゴリ消滅への急加速。
1998年はまさに「GT1」カテゴリにとって「風前の灯火」ではなく「風前の大業火」となったのです。
その中身は言うまでもなし、今更紹介する必要も無いくらい有名なお話なので省略。
とは言え、個人的にはTS020が体を持って「有形無実化したレギュレーション」を示してしまったが故に、間接的とは言え翌年の「消滅最後の一手」へと繋がっていったのだと思っています。
あの「ズル賢さの塊」は、日本が晒した恥の一つとも言えます。

確かにあの頃のマシンはTS020と同じようなマシンばかりでした、が誰の目にも「これは卑怯だ」と映ったマシンはあのTS020だけだった筈です。
どう見てもGT1ではなく、往年のGr.Cを想起させるモディファイ。仕様を読めばレギュレーションスレスレ。トヨタは「暗黙の了解」を醜悪なスタイリングで現実に形成してしまったのです。

これは翌年の話になりますが、TS020は1位をも狙える位置まで追い上げ、悲願の優勝一歩手前と言う所で下位のBMWに執拗なブロックを受け結果的に2位で終わってしまうのですが(この時の1位もBMW(ただしワークス)だったので、裏で「オーダー」が出されたのではないかとささやかれた事もあった)私は寧ろ2位で良かったと考えています。
もしここで間違って1位をとってしまったら、トヨタはそれこそ「枠外から食み出たマシンで勝ち誇ってる愚かなチーム」と捉えられてもおかしくはありません。
あそこでBMWからスレスレの妨害を受けたからこそ、寧ろ「擁護の余地」をトヨタは与えてもらえたのです。

・・・まぁそういう経緯やルール云々に対して目を潰れば非常に優秀なマシンです。
醜悪、と言いましたがあの酷さが如何にもレースカーらしいじゃないですか。
暗黙の了解だって、あそこでトヨタが突かなくとも、もしかすれば他のメーカーが突いていたかも知れませんし。
何より史実を語る上で欠かせない存在になっているのも確かです、日本が誇るべきではありませんが重要な役割を果たした所は評価せざるを得ません。

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色々言いましたけど、結局の所私が好きだから買った訳で。
そもそも好きじゃなきゃ買わないです・・・。

  
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April 28, 2010

TZ-3がデザイン賞を獲得したとか。 -hpi racing Alfa Romeo 155V6 TI '93 DTM(#7)

→どう見てもリッジに出てきそうだ・・・TZ-3

まぁ細かい事は自力でお願いしまっす。
・・・でもまさかナムコの人間が関わってないよな・・・アレ。

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さて今回は「キング・オブ・155」とも言えるDTMモデルの中でも人気の高い'93モデルをご紹介。
メーカーは勿論信頼と実績(?)のhpi racingさんのモノです。
聞くところによるとこの155がhpi racingにおけるモデルカー部門の名声を高めたそうです。
そういう意味においてもかなり重要なモデルと言えますね。

CHAPARRAL 2 001

残念ながらこの年の勝利モデル(#8 N.ラリーニ)では無いのですが、自分としてはあまり関係ありませんw
だってカッコ良いが全てですから。
(収集している人の中には成績優先の方も居ますけど自分は見た目重視です)

CHAPARRAL 2 002

「如何にも!」と言う出で立ちで張り出したフェンダー、やり過ぎとも言えるダイナミックなエアロ。
そして前面や両サイドに描かれたアルファのエンブレムが実に印象的な一台。
「DTM」を代表するマシンの内の一台でもありますね。

CHAPARRAL 2 003


しかしながらこの「DTM武装」も見慣れると結構大人しい印象を受けます。
と言うのも最近のツーリングカーがとんでもエクステリアだったりしますので・・・w
このマシンもリアウィングは大人しめ(それでも二段だが)な仕上がり。
今の仕様になるとバカでかいGTウィングでも付いているのでしょうか?

CHAPARRAL 2 004

(※何か左の放熱板(?)みたいなのがズレてるように見えますが実物見るとそうでもないです)
この「155V6 TI」と言えばやっぱりこのリアの4本だしマフラー。
暴走族の竹やり程では無いですが、「ヤルぞ!」って言う雰囲気バリバリです。

バリバリ?(やめて!)

CHAPARRAL 2 005

そしてもう一つ忘れちゃいけないのがこのど迫力のマスク。
ぼーっと眺めてると一体何処までがエアロなのか分からなくなります。
しかし怖いですねコレ・・・w

CHAPARRAL 2 006

さて写真の撮り方が悪くて殆ど映って無いのですがこのマシンには特徴的なミッションが積まれています。
と言うのもこのマシンを操ったA.ナニーニはヘリコプター事故により右腕を切断。縫合手術に成功はしたもののやはり障害は残ったようでした。
その為にアルファは通常の2wayシフトの横に「ダウン専用」の小さなシフトを設け、素早いシフト操作を可能にしました。
(詳しい構造に関しては映像を見ていただく方が早いのですがその肝心の映像が・・・orz)

故にこのモデルでもその特殊シフトが再現されているのですが・・・。
・・・まぁ、コレは買った人だけの楽しみという事でw
とは言えそれ以外の内装の出来も本当素晴らしいのでコレが定価の半額以下で買えた事が本当奇跡としか。
(でも多分未だにJOSHINさんならその価格で買えるかも?)
hpiさんは個体によるバラ付きが少ない(高いレベルで)ので通販でも安心。
正直スパークとか・・・欲しいですけど絶対無理です。

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さて久々の更新でしたが(また1週間ほど・・・)まだあります!
実はこのアルファコルサの他にも・・・?

と言う訳で覚えてれば明日には!

  
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April 18, 2010

眺めているうちにだんだんと。 -TOMICA EBBRO 1/43 SKYLINE TURBO C #11[1983 FUJI 1000km ver.]

→買った当時、hpiの155と比べて「失敗した・・・」と実物を見てガックリしたモデル。

とは言え現在では155並、あるいはそれ以上の頻度で眺めているモデルですが。
ちなみにドア部分が張り出している#10も購入していますが私はこちらの方が好きです。

ではモデル紹介へ。

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CHAPARRAL 2 001

(※この画像だけ1600x1200仕様です、ご注意ください)

発売は結構前で、現在「EBBRO」仕様の#11はほぼ見かける事がありません。
私のこのモデルもTOMICA EBBRO製でありEBBRO仕様からすると希少価値的なものはありませんが、安い所で買えば相当お得感のあるモデルです。
ちなみにEBBRO製と一番の違いはボンネットに設置されている突起ダクト(?)の有無でしょうか。
詳しい事は他のミニカーブロガーさんの記事を参照して戴ければ。
(結局他人任せって言う・・・)

CHAPARRAL 2 002

左サイドビュー。#11仕様ではリアタイヤにホイールカバーが存在します。
心なしか車内のロールバーの位置が低すぎるような・・・。
それ以外は特に気に掛かる箇所はありません。旧ニッサンロゴが泣ける。

CHAPARRAL 2 003

左リアビュー。この無骨な感じが堪りません。
またGT羽ではないところに時代を感じます。でも迫力ならこちらの方が上かな?
ただ普通のEBBRO箱に入れているとこのリアが拝めないのが難点・・・。
箱から出せば良いのですけど、何だか勿体無くてw

CHAPARRAL 2 004

右リア上部。デカデカと描かれたニッサンの文字にまた時代を・・・。
ここから見ると分かるのですがサイドのエアダクトがきっちり抜けているんですよね。フロントサイドは残念ながら印刷ですが・・・でもここまで出来ているモデルですとあんまり気に掛かりません。

CHAPARRAL 2 005

右リア(だけ)アップ。RSターボの象徴であるロゴはメタルシールでこれまた良い雰囲気をかもし出します。
羽を止める為のナット再現も良い感じですよね。こういう細かい所を省略すると案外後で気に掛かってきちゃったりして・・・。
しかしこの撮り方はカッコ良い感じなのでは?w

CHAPARRAL 2 006

左上部から。フェンダーの厚さが異常ですね。サムネにすると尚更。
蛍光灯のせいで赤が薄まっちゃってますけど実際はもっと赤いです。
「こりゃ赤い!」「ああ赤いな!」くらい。赤さはどーでも良いんだよ!

それとシルエットフォーミュラ譲りの「出っ歯」の存在感アッピルと言ったら。
・・・アレ本当に役割あるのかな。

CHAPARRAL 2 007

最後に真正面ドアップ。アイラインのお陰で意外とセクシーな目つき。
でもちょい引いてみるとそれこそ珍走団みたいなナリですから怖いったらありゃしないですよw
ちなみに「トミカ」の文字がボンネットにありますがスタンダードシリーズの中でこのマシンがリリースされた事はありません。特注でも無い・・・んじゃないだろうか。
同じ名前を持つ見た目もまんまCカーのスカイライン ターボCならリミテッド化もしていますけどね。

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ちなみに私はこのマシンについて知ってる事と言えば「完走経験すらないとんでもマシン」と言う位しか。
しかしながら当時の国内ではあのポルシェよりも人気があったとかで・・・。
いやぁ、色々と不思議なマシンです。

さて久々(4/1以来の更新)となりましたがアイマス関連じゃなくてすみません。
と言うか動画投稿してんだから何かコメ書いてもいんじゃね?なんて思ってる方も居るでしょうけども・・・。

Twitterで済ませられる程度しか作り込んで無いのでこちらに書く事がないんですw
もっと頑張らなきゃダメですn・・・と言いながらもう何ヶ月経ってんだ。
そろそろ本当にヤるときゃヤる!みたいなモノを出さないとヤバいかな・・・。

ってか一番最初のミニカー紹介は155 V6 TIにしようと思・・・まぁ良いかw

  
Posted by takamoto_and_tiup at 23:42Comments(0)TrackBack(0)